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「データ×AI」を読み解くための用語集【組織・役割編】

2026/7/23

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AIの活用を進めようとすると、「データ基盤」「セマンティックレイヤー」「RAG」「ガードレール」といった言葉が次々と登場します。
なんとなく意味は分かるものの、改めて問われると説明に詰まる、そんな用語が並んでいるのがデータ×AI領域の特徴です。

本記事では、これまで公開してきた連載「なぜAIの話は、いつも『データ』の話になるのか」で登場した用語をメインに、データ基盤・AI・ガバナンス・組織/役割の4つの観点から整理し、各用語を簡単に解説します。

本記事は組織・役割で登場する用語週です。
連載本編と併せて読み返す際の手引きとしてご活用ください。

組織・役割

データとAIを継続的に活かすためには、責任の所在を明確にした組織体制が必要になります。
ここでは、データ活用を支える役職と概念を整理します。

データエンジニア

社内のさまざまなシステム(販売管理、会計、顧客管理など)に散らばっているデータを集め、形式を揃え、分析やAIで使えるデータベースに流し込む仕組みを作る技術者です。
データの中身や使い方を決める役割ではなく、データを届ける仕組みそのものを設計・構築・運用する点に責任を持ちます。

データサイエンティスト

整えられたデータをもとに、統計や機械学習を使って、予測モデルや分類の仕組みを作る専門職です。
「翌月の需要はどのくらいか」「どの顧客が解約しそうか」といった未来への問いに、過去のデータから数値で答える成果物を出します。

データアナリスト

データを集計・可視化し、「今どうなっているか」を経営会議や現場の意思決定者に示す職種です。
ダッシュボードや月次レポートを作り、「先月の売上はどの地域が伸びたか」「どのキャンペーンが効果的だったか」といった問いに答えます。
高度な予測モデルを構築する役割ではなく、過去と現在の数字を読み解いて業務の意思決定に活かす点が特徴です。

CDO / CDAO(最高データ責任者 / データアナリティクス責任者)

全社のデータ戦略・ルール・活用推進を統括する経営層の役職です(CDOは Chief Data Officer の略)。
データを経営資産として位置づけ、部門ごとにバラバラだったデータ整備や活用方針を全社レベルで揃える責任を負います。
CDOがデータの管理・整備を主に担当するのに対し、CDAOはそこに分析やAI活用で成果を出すところまでを担当範囲として含めた発展形の役職です。

データオーナー

会社が持っている特定の種類のデータについて、利用目的・品質基準・公開範囲などの方針を最終的に決める責任者です。
顧客データなら営業部門の責任者、在庫データなら物流部門の責任者が担当します。
データの内容を最もよく知る業務部門長が担うのが一般的です。

データスチュワード

データオーナーが決めた方針にもとづき、実際にデータを整理・管理する担当者です。
例えば、顧客データのスチュワードなら、「顧客名の表記ゆれを揃える」「重複した顧客IDを統合する」「他部門からの『この項目の意味は?』という問い合わせに答える」といった業務を担当します。

まとめ

データ×AI領域の用語は、それぞれが独立したテクノロジーや概念というより、AIを業務で動かすための連続した仕組みの一部です。組織・役職も、単一の専門職を採用するだけでは足りません。

連載本編を読み進める中で「この役職の位置づけが分からない」と感じたときや、自社の体制を見直す際の観点として、本記事の8用語をご活用ください。

  • # データ基盤

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